骨盤底筋とは？

骨盤底筋は骨盤の底で内臓を支えている筋肉群です。恥骨から尾骨、坐骨の間でひし形のプレート状に張られており、膀胱や子宮、腸などが下に落ちないように支えます。

・骨盤底筋の役割

骨盤底筋は内臓を支える以外にも、尿道や膣を開閉して排泄をコントロールするという大事な役割があります。運動やくしゃみなどで不意にお腹に力が入ったとき、尿が漏れそうになる理由の一つは、骨盤底筋の衰えによるゆるみです。使わない筋肉は次第に衰えていきますので、時間が経つほど悩みはより深刻化します。

・骨盤底筋の衰えはどうして進むのか

筋肉が使われないまま年齢を重ねることで、衰えていきます。また、女性にとって体に大きな影響を与えるのは妊娠・出産であり、骨盤底筋にも変化をもたらします。その他、重い荷物を運んだり激しい運動をしたり、悪い姿勢や不自然な姿勢といった癖・習慣など、日常生活上の行動によって衰えが促進されるケースも少なくありません。

セルフチェックのポイント

骨盤底筋が衰えているかどうかをセルフチェックすることで、現在の状態を把握しやすくなります。

＜運動・姿勢に関すること＞

• 長時間座っていることが多い
• 座っているときに膝が開いてしまう
• 気が付くと猫背になっていることが多い
• 定期的に運動する習慣がない

＜体の変化に関すること＞

• 片足で30秒以上立つことが難しい
• 下腹がぽっこりと出てきた
• お尻が垂れてきた

＜妊娠・生理・性生活に関すること＞

• 妊娠・出産経験がある
• 35歳以上で第一子を出産した
• 閉経を迎えた

＜排尿・排便に関すること＞

• せき・くしゃみなどで尿漏れした、あるいはしそうになったことがある
• 妊娠中や出産後に尿漏れを経験した
• トイレの回数が増えてきた
• 排便時、いきむことが多い

【診断結果】

・チェック数：0個

骨盤底筋は健康な状態です。今のうちから骨盤底筋の状態を維持し、衰えを予防することをおすすめします。

・チェック数：1個以上

骨盤底筋の衰えが見られます。日常的に骨盤底筋の締緩などを意識することがポイントです。

・チェック数：4個以上

骨盤底筋の衰えが進んでいるかもしれません。日常生活での行動に注意しながら、骨盤底筋のトレーニングを取り入れましょう。

骨盤底筋の衰えによる影響は？

骨盤底筋は腹筋や殿筋、内転筋と連動しています。そのため、衰えるとお尻が垂れる、姿勢が悪くなる、ぽっこりお腹になるなど、ボディラインに影響が出かねません。
また、「QOL（Quality of Life）」つまり「生活の質」を下げる要因にもなります。健康的な生活を送るためにも骨盤底筋のトレーニングは有効です。

骨盤底筋トレーニングにはエルビーがおすすめ！

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